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50肩というのは俗称で、肩関節周囲炎のことを指します。したがって、20歳でも80歳でも50肩にはなります。
肩関節は最も多方向へ運動ができる関節で、腱や筋が複雑に組み合わさっています。これらの関節周囲の腱や靭帯などの外傷や炎症のために、痛みと運動制限をきたした状態を、50肩と言います。
大部分は自然に治っていきますが、動きの制限が強い場合は治癒するのに1．2年かかる場合もありますので、早期に整形外科を受診し、適切な治療を受けて治癒期間を短縮させることをお勧めいたします。
治療は、局所の炎症を薬でおさえたり（内服、外用薬、注射）、癒着した関節周囲を温めて、適度な運動を行うことで関節の動きを改善させたりします。日常生活でも保温は大事で、入浴で温めること、冷気に直接当たらないようにすることが大事です。カイロを使用することも良いでしょう。
また、50肩と自分で思っていても、他の原因があったりすることもありますので、痛みが続く時は、整形外科専門医にて診察を受けられることをお勧めいたします。
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