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ようやく梅雨も明けそうで、まさに夏本番になってきました。 この時期に怖いのは熱中症です。熱中症とは、暑さや熱による生体障害の総称です。 野球やサッカーのように真夏の炎天下でのスポーツのみでなく、蒸し暑い体育館の中でする運動競技でも熱中症になりやすいので、十分注意してください。 熱中症には、体温上昇を伴わない#1.日射病、#2.熱痙攣(38度以下)と、体温上昇を伴う#3.熱疲労(40度以下)、#4.熱射病(40度以上)に分けられます。 #1.2はスポーツドリンク等の水分摂取を十分に行うことが大切です。しかし、実際には経口摂取が不可能な場合が多く、点滴の治療を必要とすること多いですので、病院に搬送することが勧められます。 #3の治療は#4に準じます。できるだけ体温を下げ、臓器障害を防がなくてはいけませんから、高次の救命センター等に早急に搬送する必要があります。特に#4は死に至ることがあり、スポーツ指導者は特に念頭に入れておくべき疾患です。 いずれにせよ、熱中症にならないように、十分自己管理を行い、水分摂取、休憩をとりながらスポーツを楽しんで下さい。
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