|
今年もこの時期は猛暑でくたくたになりますね。
どうしても水が恋しい季節になり、みんな水辺を求め、川へ海へプールへと足を運びます。
そうなると悲しいことですが、ニュースでは水難事故が報道されます。我が家の近くの吉野川でも残念ですが今年になって2人が亡くなりました。
さてここで溺水について、ごくごく豆知識を記載しましょう。
溺水とは、鼻孔と口が水中にあるため息をこらえ、我慢できなくなって反射的に息を吸ってしまい水が肺に入り、それによって起こる咳反射でさらに水を吸い、やがて低酸素血症によって意識消失、呼吸停止、さらに心肺停止による脳虚血障害至る疾患です。また、汚水を誤嚥することにより肺胞傷害が発症することも死亡原因になります。
当然、できるだけ早い救出と心肺蘇生が何よりも重要となります。水面に顔が出れば気道確保と人工呼吸を開始します。心臓マッサージは陸にあげてから行います。溺水はごく軽症か、重症のいずれかしか存在しません。救出後明らかに咳もなく、元気である以外は病院に搬送し、その後の呼吸状態の悪化のないことを確認するのが安全です。
溺水はすぐに重症から死に至る疾患ですから、川の流れの速いところ、海では波の高いところでは遊ばないよう、まずは溺水にならないよう気をつけて楽しい夏休みを過ごしましょう。
|
|
|
