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心臓震盪(しんぞうしんとう) |
2007/07/29 |
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胸部に衝撃が加わったことにより、心室細動といって、心臓の筋肉が痙攣している状態となり、心臓は正常な収縮できず血液全身に送り出せなくなる状態です。 最近、新聞等でも話題になっていますが、学生さんが胸部に打球を受けて発症することが知られています。このような状態になった時、まず大事なことは、一次救命処置を一刻も早く開始し、AEDを用いた除細動処置を実施することです。
1.心室細動 : 異所性興奮が心室内の様々な場所で、無秩序に早い周期で、繰り返し起こっている状態です。心室は無秩序な興奮を行っているために、心室全体としての均一な収縮がなく、心室からの血液の拍出が行われなく、意識は消失し、数分以内に正常調律に戻らない場合、死に至る最も危険な不整脈です。約6秒で失神し、約3分で脳死状態になります。
2.一次救命処置 : BLS(Basic Life Support)と呼ばれています。 A:Airway 気道の確保 B:Breathing 人工呼吸 C:Circulation 心臓マッサージ D:Defibrillation 除細動 左右の乳首を結んだ線の真ん中を掌底で押します.スピードは毎分100回,圧す深さは大人の場合は3.5〜5センチ(1.5〜2インチ),子供の場合は胸の厚みの1/3〜1/2です.30回圧して2回の人工呼吸を行います。
3.AED : Automated External Defibrillator(「自動体外式除細動器」)の頭文字を並べたものであり、臨床的評価によって、除細動器としての安全性と有効性が確認された器械である。器械の電源を入れると、器械から音声で操作手順、方法が指示され、救助者はそれに従った取り扱いを行うことにより、除細動を実施することができます。
緊急の場合はなかなかとっさに体が動きませんので、地元のAED使用の講習会や、消防署のBLS講習会がありますので、一度参加してみましょう。
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