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インフルエンザについて(part2) |
2007/10/04 |
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インフルエンザは通常、初冬から春先にかけて毎年流行します。現在、Aソ連型(H1N1)、A香港型(H3N2)、B型の3種類が同時に、あるいは混在して、それぞれが毎年少しずつ変異しながら流行を続けています。インフルエンザワクチンにはそれら3種類が含まれており、流行すると予測された株が入っています。 インフルエンザに罹患しますと、基本的には大多数は自然治癒しますが、肺炎、気管支炎のほか、ライ症候群、心筋炎、中耳炎などの合併症もあり、大きな被害や生命の危険があります。合併症の頻度は少ないですが、膨大な発症者が出るので、結果として多数の合併症例、死亡例が発生します。このため、軽い病気とみなすわけにはいきません。 ワクチン接種によって、インフルエンザに罹患しにくくなります。あるいは、罹患しても症状の重症化を抑えることができ、合併症や死亡する危険性を抑えられるため、ことにハイリスクグループである高齢者に対して接種することが勧められています。 基礎疾患があり、インフルエンザによって重症化しやすい人、またそれらの人の医療にたずさわったり、介護をする人にもワクチン接種は勧められます。
ちなみに本年の場合インフルエンザHAワクチンの製造株は A/ソロモン諸島/3/2006(H1N1) A/広島/52/2005(H3N2) B/マレーシア/2506/2004 の3種類が入っています。 たとえば、A/ソロモン諸島/3/2006とは、2006年にソロモン諸島で分離された3番目のAソ連型(H1N1)のウイルスと言う意味です。
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