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Dr.モーリーのまめ知識

アフリカの感染症問題 2007/11/30
 日本人の出生時平均余命は皆様ご存知のとおり男性79歳、女性86歳で世界1位です。
 ふと、世界に目を向けてみますと、アフリカにおける出生時平均寿命は46.1歳、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の多くでは、平均寿命は30〜40歳代なのです。
 たとえば、ザンビアでは平均寿命は男性/女性:32.7/32.1歳と、私の年ではもう亡くなっていてもおかしくありません。
 これには、さまざまな原因がありますが、その中でも感染症が平均寿命に大きな影響を及ぼしています。40%近くの人々がHIV感染者の国があり、75%以上の人々がマラリア患者の国があります。
 全世界では、HIV/エイズで毎年300万人の人が亡くなり、1100万人の子供たちが5歳の誕生日を迎えられず亡くなっています。
 この事実は、私たち日本に住んでいると、全く知らずに生活しているのが現実でしょう。私も恥ずかしながらこの事実を最近まであまり知りませんでした。
 さて、この現実に対し、我々ができることはどんなことかと調べましたら、以下のような基金があることがわかりました。いずれも、政府およびJICAが設立している基金ということです。

☆世界の人びとのためのJICA基金
   :貧困や飢餓に苦しむ途上国の人々を直接支援するため。
http://www.kifu.jica.go.jp/kifu_info/2_1.html

☆野口英世アフリカ賞基金
   :アフリカの保健医療の向上に寄与された方を支援するため。
http://www.cao.go.jp/noguchisho/index.html

 なかなか、自分が野口英世のように現地に行って活動するということはできませんので、少しでも役に立てばと思いました。
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