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Dr.モーリーのまめ知識

うつ病について 2008/04/15
今回はうつ病の症状について説明してみましょう。
患者自身は憂うつ、もの悲しさ、絶望感、気分の落ち込み、沈んだ気持ちが長く続いて苦しみます。また、自分に価値がないという思いが強くなり、ささいな出来事についても自分を責めるようになります。思考力、集中力が低下したり、物事に対する関心や興味が低下し、何もしたくないし、するのも億劫になります。
このような症状が、周りの人には、「なまけている」「たるんでいる」「ミスが多い」と映ることがあります。
うつ病は治る病気です。しかし再発することがありますので、根気よく治療することが大切です。

さて、うつ病と診断する質問です。
1. 抑うつ気分
「気持ちが沈み込んだり、滅入ったり、憂うつになったりすることがありますか」
「悲しくなったり、落ち込んだりすることがありますか」
2. 興味または喜びの喪失
「今まで好きだったことを、今でも同じように楽しく出来ていますか」
「仕事や趣味など、普段楽しみにしていることに興味を感じられなくなっていますか」

3. 食欲の減退、増加
「いつもより食欲が落ちていませんか」
「いつもよりずっと食欲が増えていませんか」
4. 睡眠障害(不眠または睡眠過多)
「毎晩眠れない、寝つきが悪い、夜中何度も目が覚めることがありますか」
「眠くて、毎日寝すぎているということはありますか」
5. 精神運動機能の障害
「じっと座っていられないことが多くなっていますか」
「話し方や動作が普段より遅くなっていたり、言葉がなかなか出てこないこと、それを人から指摘されるということがありますか」
6. 疲れやすさ・気力の減退
「いつもより疲れやすくなっているとか、気力が低下しているとか、感じることがありますか」
7. 強い罪責感
「自分は価値のない人間だと感じたり、悪いことをしたと罪悪感を感じたりしていますか」
8. 思考力・集中力の低下
「なかなか物事に集中できなくなっている、ということがありますか」
「普段より考えが遅くなったり、考えがまとまらなくなったりしていますか」
「普段なら問題なく決められることが、なかなか決められなくなっていますか」
9. 自殺への思い
「死について何度も考えるようになっていますか」
「気分がひどく落ち込んで、自殺について考えるということがありますか」

1〜9のうち合計5つ(またはそれ以上)あてはまる。
うち、1.2のいずれか一つを含むこと。

という場合は、うつ病の可能性が高いです。
うつ病は治る病気ですから、治療されることをお勧めします。
近くの診療内科・精神科に受診することをお勧めします。
心療内科・精神科に抵抗がある場合は、当院でも結構ですからまず受診してください。

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(医)森本整形外科クリニック